オオサカジン

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2007年01月31日

アンナと安奈と不思議な町 ①ーⅡ

 ジャジャン音符
 第二弾ですっワーイ

                    2
「アンナ、お父さんとお母さんは会社の見学に来るよう手紙が来てるから、先に行ってなさい。はい、これ地図。」
母がアンナに言ったのは、車の中だった。その町の入口らしき門の前だった。
「会社はどこなの?」
「ここの町じゃないのよ。今日は遅くなるかもしれないから、新しい家で適当に食べてて。あー・・・家って言っても下宿屋なんだけど・・・お金が入ったらちゃんと家を建てるわ。じゃあ。」母はそう言って車の窓を閉めた。父がアクセルを踏み、車は遠ざかって行った。

アンナは門が付いている町なんてめずらしいと思った。アンナは門をあけた。綺麗な町だった。しかし、車は通ってなく、人もいない。アンナは歩道みたいな所を歩いた。地図によると、この先700メートルで下宿屋があるはずだ。

すると、向かい側から人が歩いてきた。が、その人はアンナの姿を見ると、「ちょっと・・・」とアンナをとめた。
「何?」その人は周りを見ると、アンナを建物の陰に連れて行った。

「どこから来たんですか?」その人は言った。
「どうして?」
「いいですか?この町にはこの町のルールがある。たとえ部外者でもそれを破ったらただじゃすまない。第一条、私服での外出禁止。それは完全に私服です。」その人はアンナの服を指差した。
「正装って制服って事?」
「いえ。制服は別にあります。」アンナはその人を観察した。サラリーマンのような、上下黒に、ワイシャツ、そしてネクタイ。ネクタイも黒色で、靴も黒。髪は黒いゴムで後ろで1つに結んでいる。前髪も相当長いのか、まとめられていて黒いピンでとめられている。
「正装ってスカートじゃないの?普通女子はスカートでしょ?」
「第十二条、スカートおよび半ズボン禁止。」その人が言った。
「うそ~信じらんない。」
「第九条、全ての場において、敬語以外使用禁止。とりあえず、着替えなければ。これでは目立ちすぎです。」その人が言った。

アンナは決まりの多さに絶句した。その人はアンナをその建物に入れると、ここで待っていてくださいと言って奥へ入って行った。
                          。。。次回へ続く



Posted by ウミネコ at 20:43│Comments(0)
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'06年4月のデビュー以来、日本人受けするルックスと、B88・W60・H88という抜群のプロポーションで、世の男性から絶大な人気を受けるまでになった
リア・ディゾン 仕事に不満で引退 帰国の危機!?リアを口説き落...【リア・ディゾン 引退帰国!?】at 2007年07月06日 13:16
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